美容師が独立に失敗しないために準備すること

多くの美容師の方は、将来独立して働くことについて一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

実際に、美容師に限らず働き方は多様化しており、若いうちに開業する方も増えてきています。

憧れの強い独立ですが、初期コストや失敗するリスクを懸念せずにはいられません。

そこで本記事では、美容師が失敗するリスクや事例に加え、成功するためのポイントや準備を紹介します。

独立を考えている方は、ぜひ事前に対策を知っておきましょう。

美容師が独立に失敗する理由

美容師が独立に失敗してしまう理由についてまとめました。

必要なコストが大きくなりすぎてしまう

サロンをオープンさせるためには、1000~1200万円前後の初期費用が必要です。

初期費用には、店舗の賃料や保証金を含む不動産費、設備費、内装・外装工事費、広告費、その他諸経費が含まれます。

また、開業後は継続して賃料、光熱費・通信費、人件費、設備維持費、広告費などのランニングコストがかかります。

店舗の内装・外装にこだわったり、高価な設備に資金を費やしたりすると、初期費用がかさみ、融資額が多くなる可能性が高いです。

また、日々のランニングコストが大きくなりすぎてしまうと、店舗を維持していく資金が底をつくリスクがあります。

開業から1~3年以内で廃業するサロンの多くは、資金不足が失敗原因です。

初期費用やランニングコストの計算は、独立前に事前にシミュレーションしておきましょう。

独立に必要な資金について

独立をするのにはどうしても、一定の資金が必要となります。では、内訳別ではどのくらいの費用が目安となるのでしょうか。例えば、内装費として約400万円ほど必要となります。

 美容師の独立開業に必要な資金とその内訳を解説

こちらの記事では、独立に必要な資金の詳細を詳しく解説しています。

また、資金の集め方についても紹介していますので、独立をお考えの美容師の方はぜひご覧ください。

経営の知識がない

ビジネスや経営の知識がない状態で独立すると、失敗しやすい傾向があります。

開業してお店を守っていくためには、美容師としての技術や能力だけでなく、経営者としての実力が欠かせません。

特に、売上や経費の計算をする会計の知識や、集客や他店との差異化を図るビジネス戦略は重要です。

お店を構え開業してから身につけるのでは、失敗するリスクも上がります。

立地が悪い(物件選びに失敗)

お店の立地は、集客効果にも大きく関わります。

サロンのコンセプトやターゲット層に合った環境の物件を選ばないと、お客様が十分に集まらない危険性が高いです。

また、資金面や運用面で無理のない範囲内の家賃でなければ、軌道に乗るまでお店を維持していくことが難しくなります。

独立する前のお客様が利用してくれると考えている

独立を考える美容師の方は、それまで経験や実績を積み、一定の固定客がついている場合も多いでしょう。

独立する際には、新しいお店の紹介もすると思われます。

しかし、全ての固定客が独立先のお店を利用してくれるとは限りません。

オープン時には来店してくれたとしても、リピートに繋がるかはお店の立地や料金・サービスの質に左右されます。

実際の来店客数が、開業前に想定した客数よりも少なくなる可能性は大いにあります。

料金設定が高すぎる

オープンしたてのサロンでは、美容師の技術や知名度を過信して料金を高く設定するケースがあります。

また、将来的な値上げを避けるあまり、最初から高い料金設定を好む場合もあるでしょう。

しかし一般的に、新しいお店の料金が高いと、お客様にとっての入店ハードルも高くなってしまいます。

高い対価を求めるならば、それ相応のサービスの質や、それを証明する実績・口コミが必要です。

失敗しないための対策や準備すべきもの

上記の失敗理由を踏まえ、独立に失敗しないための対策や準備すべきものを解説します。

初期投資を抑える

運転資金不足を避けるためには、初期投資を抑えることが重要です。

融資額が大きくなれば、当然失敗した時の負債が大きくなります。

開業前には、本当に必要な費用であるのかの見極めをしっかり行いましょう。

融資審査時に提出する事業計画書も、無理のない運営方法、戦略であるかが肝心です。

事前に経営に関する知識を身に付ける

経営や集客ノウハウなど、ビジネスに関する知識は、独立前から身につけておきましょう。サロン勤務時にも経営者目線でお店の運営を考えてみたり、経営者の話を聞いてみたりと、積極的に勉強する姿勢が大事です。

物件選びを慎重に行う

お店の物件選びでは、立地や周辺環境、地域の住民層、物件の広さや間取りなどを十分に考慮しましょう。

特に、お店のコンセプトやターゲット層を明確に絞っておくと、物件探しがしやすいです。

集客をしっかり行う

オープンしたてのサロンは、初動が肝心です。

集客をしっかり行い、軌道に乗れるようにしましょう。

集客ツールとしては、サロンHPや検索予約サイト、SNSやポスティングなどが挙げられます。

サロンHPやSNSは、顧客を増やしていく上で不可欠ですが、地道な作業が必要です。

集客の即効性を期待するならば、検索予約サイトやポスティングがおすすめです。

まずは足を運びやすい地域住民をターゲットにしましょう。

独立に成功する美容師の特徴

最後に、独立に成功する美容師の特徴を紹介します。

継続力がある

どのサロンも軌道に乗るまでは、時間がかかります。

来客数を稼ぎ、経験と実績を積みながら、お客様の信頼を勝ち取ることが大事です。

継続力があり、忍耐強い美容師は、成功しやすいと言えます。

向上心がある

サロンを経営していく上では、日々学ぶべきことがたくさんあります。

美容師としての技術はもちろん、経営スキルの習得も欠かせません。

独立して成功するためには、向上心を持って常に努力する姿勢が必要です。

経営者としての決断力がある

お店を開く際には、サロンの方向性や店舗の条件、従業員の有無、メニュー展開、料金体系など決めなければならないことが多くあります。

また、開業後にお店を運営していく中でも、運営方針やスタッフの教育、スケジュール管理、会計業務など考えるべきことが尽きません。

美容やビジネスのトレンドが進化していく中で、迅速に物事を判断する能力が求められます。

独立のタイミング

美容師はどのタイミングで独立される方が多いのでしょうか。一般的には30代での独立が多いとされています。30代というのは資金面や技術面において、独立するには合理的なタイミングです。しかし、結婚などといったライフイベントがある時期でもあるため、タイミングを慎重に見計る必要があります。

30代以外でも独立される美容師の方は多くいらっしゃいます。

美容師の独立とは?メリットやタイミングについて

こちらの記事では、年齢ごとに独立の際注意することなどについて詳しく紹介しています。

独立をお考えの美容師の方はぜひご覧ください。

独立するならシェアサロンがおすすめです

いかがでしたでしょうか。

今回は、美容師が独立して失敗に陥りやすい理由や、その対策法などについて解説しました。

成功する美容師の特徴には、いくつ当てはまっていたでしょうか。

シェアサロンと呼ばれる新しいサロン形態では、初期投資などがかからないため、通常の独立に比べリスクを抑えやすいです。

収入アップも期待できるため、独立の選択肢の一つとして検討してみるのも良いでしょう。

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