美容師の残業時間はどのくらい?

サロンは休日も開店していることが多く、美容師の勤務時間は長くなる傾向にあります。そんな状況で働く美容師は、残業時間がどれくらいなのか気になりますよね。そこでこの記事では、美容師の残業時間について解説していきます。また、残業時間が発生する理由や残業代の請求についても触れています。残業について困っている美容師の方は、ぜひ参考にしてください。

労働基準法による勤務時間は何時間まで?

労働基準法によると、美容師の勤務時間は週40時間と決まっています。会社員の場合、1日に8時間、週に5日間勤務することが多いです。これは労働基準法の勤務時間から成り立っています。

また、美容師も会社員のように週40時間以上働くことは可能です。その場合、雇い主は必ず残業代を支払わなければなりません。ただし残業時間は週に15時間まで、月に45時間までと労働基準法で定められています。これは過労死を防ぐための決まりで、労働者を守るために作られたものです。もしサロンが上限を超えて労働をさせていたら、店に罰則が科せられます。

このように、 勤務時間は労働基準法に則って決められています。サロンにはそれぞれ勤務に対するルールが設けられていますが、労働基準法を破ることはできません。

美容師の勤務時間はどのくらい

では、 実際に美容師は勤務時間は何時間ほどになるのでしょうか。美容師の勤務時間は平均で10時間ほどです。美容師の一日のスケジュールは以下の通りです。

  • 09:00……出勤
  • 09:30……ミーティング
  • 10:00……開店
  • 17:00……片付け
  • 19:00……閉店、アシスタントの教育・練習

サロンが開店する時間によって出勤時間は変わりますが、労働時間は10時間が平均となっています。労働時間が8時間を超えると、少なくとも1時間は休憩を取らなければなりません。ですが、お客さんの人数が多いとなかなか休みをしっかりと取れないこともあります。

特にアシスタントの場合、スタイリストになるまでに練習が必要です。練習は閉店してからでないとできないため、どうしても遅い時間になってしまいます。また、アシスタントによっては8時ごろに出勤して自主練習を行うこともあります。練習量によっては休日に講習を受けたり練習をしたりすることも珍しくはありません。こうした特徴から、美容師は会社員に比べて勤務時間が長くなる傾向にあります。

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美容師の残業時間は?

美容師の残業時間は、週に15時間までと定められています。これは労働基準法で決められているもので、どのサロンでも変えることはできません。そのため、残業時間は週に15時間以内でなければいけないのです。

残業時間がそれ以上に長い職場は、いわゆる「ブラック企業」だと判断されます。長時間働きすぎるとスタッフが体調に支障をきたしてしまいます。するとサロンとしても長期的に見て経営が難しくなってしまうので、残業時間の管理は大切です。

残業時間が増えてしまう理由

美容師の残業時間が増えてしまう理由は、以下のように2つあります。

  • お客さんの対応がメインで他の業務を優先できない
  • アシスタントの練習や教育は閉店後しかできない

1つ目の理由は、お客さんの対応がメインなので他の業務を優先できないことです。お客さんが来ている以上、美容師はお客さんの対応をしなければなりません。すると店舗の掃除やポップ作り、タオルの洗濯といった作業が開店中にできないことがあります。その場合、開店前や閉店後に対応することになるので、残業時間が長くなってしまいます。

そして2つ目の理由は、アシスタントの練習や教育は閉店後しかできないことです。お客さんがいるとスタイリストがアシスタントに教育することができません。そこで多くの場合、閉店後に教育が行われるのです。

このように、美容師は会社員のような仕事に比べて、残業時間が長くなってしまう傾向にあります。

残業代を請求することは出来るのか?

残業代を請求できるかどうかは、給与体系によって異なります。美容師の給与体系には以下のようなパターンがあります。

● 固定給
● 固定給+歩合給
● 完全歩合給

固定給や固定給に歩合給が足される給与体系の場合、残業代は支払われます。残業時間が発生した場合、雇い主は残業代を支払わなければなりません。

一方完全歩合給の場合、残業代は発生しません。これはフリーランスで働いている美容師が業務委託で働く場合に当てはまります。完全歩合給だと、どれだけお客さんの相手をしたか、どれだけの仕事をこなしたかによって給料が発生します。そのため、残業という考え方がないのです。

また、美容師の間では「練習時間は残業代として請求できるのか?」という問題があります。これに関しては、サロンがスタイリストやアシスタントに練習するように言った場合は、残業代を支払わなくてはなりません。しかし、サロンの中には主体的に練習を行なっているとして残業代として支払わないケースがあります。ただし、練習を明示している場合でなくても、サロンは支払わなければなりません。

ただし、残業代について固定給に含むという形で支払わないケースがあります。固定給に残業代を含む際は、何時間の残業が含まれているのか明記しなければなりません。今職場を探しているという方は、残業のルールについて確認した上で勤務先を選ぶようにしましょう。練習は出世のために必要なものですが、職場にいる以上支払ってもらう方がいいでしょう。

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この記事では、美容師の残業時間について解説していきました。労働基準法によって、美容師の勤務時間は週に40時間までと決まっています。ただし残業することはできるので、美容師の勤務時間は平均が10時間程度です。特にアシスタントの場合は練習の時間が必要なので、閉店後や休日に講習や自主練習を行うこともあります。

このように、サロンで働く美容師は労働時間が長くなる傾向にあります。もし労働時間や残業時間の長さに困っているなら、シェアサロンで働いてみませんか?シェアサロンはフリーランス美容師のためのサロンで、勤務時間や料金設定を自分で行えます。気になる方はぜひお問い合わせください。LINEでのお問い合わせも受け付けております。

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