美容師は華やかできれいなイメージが持たれがちですが、離職率の高い仕事としても知られています。
そんな美容師がなぜ転職を希望するようになるのか、その理由と転職を失敗させない方法についてシェアサロンを行っているLouwe share salonが解説します。
美容師を辞めて異業種に勤めたいという方も、他のサロンへの転職を考えている方も転職してしまう前にチェックしておきませんか。
目次
美容師の転職先
美容師の転職先にはどのようなところがあるのか、解説します。
美容師として働いた経験を活かして、自分にピッタリな転職先を探していきましょう。
異業種
美容師から異業種への転職は難しそうに思われがちですが、美容師として働いた経験が有利に働くことも少なくありません。
美容師は休みが不定期になりがちで拘束時間も長くなることから、体力や根気強さがあると評価してもらいやすくなります。
また、20代の若い世代の場合は未経験の異業種の仕事先でも、ポテンシャル採用されることもあるので、何か美容師以外でやってみたい仕事がないか調べてみましょう。
例えば美容の仕事に携わってきた経験を活かせる、美容関係の会社に務めたり、お客様とのコミュニケーション力を発揮できる営業職だったりがあります。
他サロン
働いているサロンが自分に合っていなかったとしても、他のサロンも同じような職場だとは限りません。
サポートが手厚かったり、アシスタントとスタイリストが仲の良い職場であったりするような職場もあります。
また休暇がしっかりと確保されているケースもあるので、できれば美容師を続けたいという方は他サロンの転職も視野に入れていきましょう。
美容師が転職する主な理由
美容師を夢見て働き出したという方でも、転職する人は少なくありません。そこでどんなことが理由で美容師からの転職をしているのか、大きく4つに分けて紹介します。
給与面への不満
サロンにもよりますが、美容師は特にアシスタント時代の年収が170万円程度になってしまうこともあり月収も14万円と、あまり多いとは言えません。
にもかかわらず、講習費やテキスト代、練習材料にかかる費用なども必要になるので、かなり切り詰められた生活が強いられることもあります。
拘束時間への不満
給与面への不満に合わせて、拘束時間が長いことも転職理由に大きく関わっています。
スタイリストになればカットに集中できますが、アシスタントの場合はお店の準備から練習に雑務、後片付けまでしなければいけません。
そのため朝から夜まで働かなければいけないことも多く、休日には講習に行かなければならないなど拘束時間への不満もよくあることです。
人間関係
これは美容師に限った話ではありませんが、職場の人間関係がうまくいかなくなったことで転職を希望する人も少なからずいます。
サロンは少人数でお店を回すことも多く、尚更店のいる誰かと人間関係トラブルが起きてしまうと働き続けることも億劫になってしまいます。
ひどい時には過度なストレスになってしまって、体調を崩してしまうこともあるでしょう。
体力的な限界
拘束時間が長くなりがちな美容師の仕事は、体力的にもきついものがあります。
体を休ませようにも休日の時間も奪われたり、お客様の髪を洗うようになると中腰の姿勢が続いて腰痛や疲れが溜まってしまったりすることも珍しくありません。
そういったことが積み重なって、最終的には体力の限界を迎えたことで転職したという話をよく耳にします。
美容師の転職失敗理由
美容師からの転職を希望することはよくあることですが、転職を失敗してしまったという経験をした人も0ではありません。
しっかりと準備をしておかないと転職が思うようにいかなくなってしまうので、対策を取るためにも失敗理由について知っておきましょう。
他責
転職希望先から転職理由を聞かれて一番やってはいけないことは、「上司がひどかったから」や「給料が安くて残業ばかりだったから」と他責を理由にしてしまうことです。
たとえそれが事実であったとしても、ネガティブなことばかりを言っているとマイナス思考な人間だと思われてしまいかねません。
そのため、人間関係が理由だったのであれば「もっと周りとコミュニケーションがとれる仕事がしたい」 とポジティブな言葉に変えてしまいましょう。
転職先のサロンを事前に調べていない
他のサロンへ転職する時にありがちな失敗が、どのようなお店なのかしっかりと調べておかなかったことです。
雰囲気が良さそうだからというだけの理由ではどのような条件で雇われるのかわからず、転職してから給与や仕事内容に後悔してしまうということもあります。
キャリアプランや目標が無い
ただ美容師を続けたくないからと無計画に転職をしてしまった結果、転職先でどのようにして行けばいいかわからず、仕事が嫌になってしまうということになりかねません。
そうならないためにも、転職した後にどのようなキャリアプランを建てていくのか目標があると、そこに向けたやる気が出てきます。
何のために仕事をするのか、今後出世を目指していきたいのかなど、自分なりの目標を考えてみましょう。
転職先の仕事に向いていなかった
転職したものはいいものの、転職先の仕事が自分には合わなかったというケースもあります。
こればっかりは実際にしてみなければわからない部分でもありますが、できるだけどんな仕事なのかしっかりと調べた上で、自分が続けられそうかどうか確かめることが大切です。
また自分はどんなことが得意なのか、苦手なのかに合わせて仕事を探す方法もおすすめです。
転職回数が多くなってしまうと？
転職する回数が多くなってしまうと、「この人は仕事が長く続かないのでは？」と疑念を持たれかねません。
その結果転職希望先の信頼が得られず、面接がうまくいかないといったこともありえます。
仕事には向き不向きもあるので、長く働き続けていけるような職場を意識して探すようにしましょう。
他サロンへの転職に失敗しないためのポイント
美容師の転職先として様々な職場がありますが、他サロンへの転職をする際に失敗しないためのポイントを紹介します。
サロン見学
ホームページの情報や人づてから聞いた話だけでは、実際にどんなサロンか知ることはできません。
だからこそ、転職する前に見学してみることをおすすめします。目にしないとわからない職場の雰囲気や環境、スタッフへの配慮など注意深く確認するようにしましょう。
給与面のチェック
給与体系は、転職する時に確認しておきたい項目のひとつです。アシスタント時の給与額や、ボーナスの有無、昇給があるかないかなど隅々まで確認するようにしてください。
お店の雰囲気も大切ですが、給与面はモチベーションに関わってくるので、自分が納得できるサロンを探しましょう。
年間休日日数の確認
仕事の時間が不定期になりがちな美容師だからこそ、年間にどれくらいの休日日数が取れるのか確認しておくことも重要です。
休みがないのが辛くて転職をしたのに、また休日が取れないようなサロンに行ってしまうことを避けるためにも必ずチェックして下さい。
もし休日日数について詳細が記載されていなかったり、説明してくれなかったりするような職場は避けるようにしましょう。
自己分析
自分が美容師としてどのように働きたいのか、どういったことが苦手で、どんなことが得意なのか自己分析を行うことも大切です。
自分が思っている条件と違ったり、許容できないものがあったりした場合は他のサロンを探した方がいいでしょう。
それでも納得がいくサロンが見つからない時は、フリーランスの美容師として働ける環境を貸してくれるシェアサロンも転職先におすすめです。
シェアサロンであれば働いたぶんだけ稼げて、休日に講習へ行くように指示されることもないので、自分に合わせた働き方ができるようになるでしょう。
まとめ
美容師は華やかに見える反面、下積み期間も長く体力的にも精神的にも辛くなってしまうようなこともあります。
それを乗り越えて成功している人もいますが、誰もがうまくいくとは限りません。
もし美容師として働いていて限界を感じるのであれば、無理に仕事を続けずに転職も考えてみましょう。
また異業種や他のサロンに転職したいと思えるような職場がない時は、美容師として自由に働けるシェアサロンはいかがでしょうか。
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